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神谷浩史「ハレヨン」発売記念イベント

 

神谷浩史「ハレヨン」発売記念イベント 2014.08.31 中野ZEROホール
に、行ってきましたー!ヽ(・∀・)ノ 簡単に内容のレポートと、感想を書きますね。

 



hareyon


●前説

会場暗くなり、スクリーンにハレヨン君登場。
わりと高めのキャラ声で、最近聞いてなかった感じかもしれないです。
猫に声をあてるときのような感じでした。(ペンギンさんが近いかも?)


●神谷さん登場、簡単にトーク

「今日まで夏休みの人も多いんじゃないですか?」 に対して手を挙げられた方が少なく、
みなさん大学生か社会人なのかな?という印象で、
(お盆休み・・・終わってます・・・)と、声に出さず思う人が多かったのではないでしょうか?
静かな会場に対して、「みなさんもっと盛り上がりましょうよ(笑)イベントなんですし(笑)」
と、神谷さん。そのあとは、
「男性もいますね、彼女と来たんですか?
全力で否定されちゃいましたね、変ないじり方してすいませんね(笑)」という、いつもの男性いじり。
「お越しいただきありがとうございます、夏も終わりますが、
今日は、みなさんと楽しい夏の思い出を作れたらと思います。」
と、ご挨拶があって、イベントが始まりました。


●過去のMVを流しながら振り返りトーク

ほとんど、神谷さんの活動を追っている方なら一度は聞いたことあるお話だったかな?
と思いますが、改めて振り返ってお話を聞けるのは楽しかったです。
沢山お話されていたので、とんでいるものもあるかとは思いますが、覚えている限りで。

 my diary
 最近このお話はよく聞くようになりましたが、
 ハレノヒをリリースしたときには、これが最初で最後だと思っていた、とのことで、
 「もう次はないなと思いながら運転をしています(笑)」 
 という解説と、 「このころから天候には恵まれて・・・」という天気についてのお話。
 多摩川のあたりで収録されたという解説もあり、
 このときはまだ、kiramuneも発足したばかりで、曲作りの方法も確立しておらず、
 何十曲もある候補の中から、好きな曲を選んでください!と言われて困る、
 かなり贅沢な作り方をしていた、という話もありました。

 For myself
 「今聞くと、すっごい恥ずかしい歌詞ですよね」と、笑っていらしたのが印象的でした。
 「でも、この曲お好きな方多いんですよね」に対して、手を挙げる方多数。根強い人気の曲。
 「こうして映像を見ながら振り返るのはとても恥ずかしいし、羞恥プレイだなあと思うけれど、
 ここにいるのはみなさん味方だと思いますし、
 ここがホームでなければどこがホームなんだと思うので、甘えさせていただいています」
 という言葉に、味方だと思っていただけてるのを嬉しく思いました。
 このMVの収録は、今回イベントのあったホールから歩いて数分の場所だったそうで、
 中野に来るたびにFor myself収録のときのことを思い出すのだそうです。

 虹色蝶々
 For myself・虹色蝶々のころになると、慣れてきて、歌いやすいキーもわかってきたりして、
 スタッフさんが「次はこの曲が表題曲でどうですか?」と決めて持ってくるようになったそうです。
 誕生日前後の収録だったので、1月末から2月頭頃の収録だったのは覚えていて、
 寒かったような気がする、とこのこと。
 このころから、「今まではこういうのやったことないし、次はこういうのはどうですか?」
 という方向で動くようになったそうです。

 dual wing
 メイキング映像で朝、神谷さんが「これはひどい」というほどの雨が印象的なMVですが、
 天気については神谷さんのなかでもとても印象に残っているようで、
 朝5時6時頃に都内を出たときからどしゃぶりで、室内撮影をしている間に、
 最後にはきれいな晴れ空になったことが印象的な撮影だったということ、
 そこからアルバムタイトルをハレゾラに決めたことなどについてのお話が主でした。

 such a beautiful affair
 撮影場所に関して、シャワーあびてびしょびしょになれる場所を探したのだというお話(笑)
 河谷監督はMVに出てくるスペースワープを使いたいというこだわりがあったそうで、
 新品を手に入れるためにオークションで購入し、組み立てるのに8時間かかったそうです。

 ハレのち始まりの日
 4月発売のCDなので、撮影は真冬。
 都内では大雪の降った日で、朝出発するときから大変だったそう。
 那須に到着してからも雪は降っていて、MVに映る建物の屋根を指さして
 「みなさん屋根をみてくださ~い、あれ、雪ですよ~(笑)」とのご説明が。(笑)
 到着してから、スタッフさんの最初のお仕事は雪かきで、
 撮影のために見えるところで、退かせる雪は退かしたのだそうです。
 「雪降ってんだから、雪かいても意味なくね?」という神谷さんに対して、
 「大丈夫です!撮ります!」とスタッフさんたちが必死に雪をかいたのだそう・・・
 室内での撮影は、教会と美術館で、先に教会での撮影をしているうちに、
 雪が一時的に止んだので、そのタイミングで外での撮影をしたのだそうです。

 START AGAIN
 MVを見てわかるように曇り空、奇跡的に、撮影中に雨は降らなかったそうです。
 近くに牧場?(「なんていうの?馬がいるとこ、乗ったりできるとこ!」)があったそうで、
 馬が通ることも多く、さらに、10月頃と寒くなってきていたものの、サーファーの方が多く、
 馬待ち、サーファー待ちが多々あったのだそう。
 ほとんどSTART AGAINのリリースイベントでお話されてたことと同じだったように思います。

 GLORIOUS TIME
 世界の黒沢スタジオ収録!だったそうです。かみゆのTouristarも同じ系列のスタジオ。
 真っ白で何もないスタジオで、自分だけをひたすら映すというプラン。
 だいたいいつも、MV収録にあたって、スケジュールをもらうと、
 おおまかにこれをして、次はこれをして・・・と書いてあるのだそうで、しかし、今回は、
 Aプラン Bプラン とあって、片方のプランは、本当にまっしろ。
 1シーンだけなので細かいスケジュールがなく、撮影時間も、満足な画が撮れたら終わるので、
 すごーく短いか、すごーく長いかどちらかです。どうなるかわかりません。という状態だったそうです。
 もうひとつのプランは、自分でセルフポートレートのような写真を撮り、
 そのなかで気に入ったものをならべてMVを撮るというものだったようです。
 神谷さんご自身が完成したMVを見た感想は、「もっと歌えよ!」だそうで(笑)
 たくさんリップシンクを撮ったはずなのに、全然歌っていないMVで驚いたそうです(笑)

こうして振り返った内容を書くととても長いですね(笑)
5年を迎え、For myselfの再編集版を含めると神谷さんの個人名義の曲は36曲、
KAmiYU名義も含めるとすべてで50曲になるそうです。
kiramuneでの活動をしているととても「継続は力なり」を感じるというお話がありました。


●ハレヨン収録楽曲解説

今回アルバムをつくるにあたり、タイトルはずっと前から考えていたのだそうで、
ハレノヒ、ハレゾラ、ときたあとに、
3枚目の時点でプロデューサーからは「もうハレはいいんじゃない?」とも言われていたのだそう。
ハレイロのときには、ハレのつくタイトルをいくつか考えて、その中からハレイロがよいのではないか?
という決め方をしたけれど、今回は、4枚目だし、ハレヨンにする!とずっと決めていたそうです。
「ハレヨンってタイトルで、ハレヨン君ってキャラクター作って、宣伝させたらいいじゃん」
と割と本気でずっと言っていたのに、プロデューサーさんには本気にしてもらえず、
「はいはい、で、どうする?」と流されてしまっていたのだとか(笑)
「だからハレヨンにするって言ってるじゃん!」と押し通したのだそうで、
タイトルの時点でこんなに積極的な神谷さん、めずらしいなあと思いました。

ハレヨンくんというキャラクターを作って、
その喜怒哀楽と、テーマのオープニングとエンディングを含めた、6曲構成を当初考えていたそうで、
START AGAINは入れないつもりだったようです。
スタッフさんとの話し合いの中で、シングルカットした曲を入れる必要もあるのではないかということや、
5周年のはじまりにあたって、START AGAINのような曲が入っていてもいいのではないかということで、
最終的にSTART AGAINを含む6曲となったそうです。

では、1曲ずつについてです。
今回、各雑誌で仕掛けについてと、どの曲が喜怒哀楽か考える楽しみを作りたいと読んでいたので、
イベントまでに歌詞カードとにらめっこをして、私なりに考えていきました!全部正解で嬉しかったです!
私自身は前の席だったのものあり、後ろの人たちがどうだったかを見ることはできませんでしたが、
友人の話を聞く限り、全体を見るとそんなに考えている人っていないのかな?という様子だったようで、
かなり考えていた自分は少数派だったのか・・・!と驚きました。

 「今回イベントに参加した人限定で種明かしをします」
 とのことでしたので、白文字表記で記載します。大丈夫な方のみ、反転してお読みください。


 dolce misto
 まず神谷さんから、「この曲が”喜”だと思うひと?」「”怒”だとおもひと?」
 と、喜怒哀楽+ハレヨンのテーマの5つのうちどれだと思ったか、会場に質問がありました。
 喜、楽、テーマだと思う人が多かったようで、「この3つは区別難しかったかなと思う」とこのこと。
 この曲はハレヨンのテーマで、いろんなドルチェが乗ったプレートをさあどうぞ、と提供する曲。
 だから、ハレヨン君のデザインはドルチェを提供するギャルソンのような服装になっているのだそうです。

 START AGAIN
 この曲は聞くとキラフェスで踊ったのを思い出してしまうそうで、
 こんな感じ・・・と手を動かしながら渋い渋い表情されてたのが印象的です。
 ディレクターOKBさんがステージ脇で音楽を流してくださっていたのですが、
 「止めて!思い出すから止めて!」という神谷さんと、止まらない音楽・・・(笑)
 フリを入れるのが苦手なのでしんどい思い出です、という一方で、
 何度も手を動かす神谷さんは、本当は一度覚えたら踊るの楽しい人なんじゃないかな?と感じました。

 WALKIN' WALKIN'
 これは「楽」の曲。過去の神谷さんの楽曲たちのタイトルが歌詞にたくさんたくさん入っています。
 実は最初はもっともっと入っていたのだそうで、
 ここで、ほかに何のタイトルが入っていたのか思い出せない神谷さんは、
 ステージ袖にいたディレクターOKBさんをステージによんで質問コーナーが始まります(笑)
 なんと最初は全曲のタイトルは入っていたのを、OKBさんが削ってから神谷さんに提案し、
 それでも多いと感じたのでさらに削って今の形になっているのだそうです!驚き!(笑)
 このやりとりのあと神谷さん、
 「あ!そうだ!everlastingとか入ってたんだ!!」と思い出して話してくださり、
 「最後のWALKIN' WALKIN'♪がeverlasting♪になってて、
 それじゃこの曲everlastingになっちゃうから!!ってやめてもらったんだ!!!
 ・・・あ、でもeverlasting、松井さんの曲だ!ごめん松井さん・・・!(笑)」
 と、おもしろいエピソードも聞けました。

 孤独と情熱の焦点
 この曲は「哀」の曲。最初に収録を始めたのはこの曲で、かなり歌い方にも悩んだ曲。
 最初のところなんかも、ウェットにしたいので、と、何度か重ねたりしているのだとか。
 kiramune個人名義で畑さんに歌詞をお願いするのは初めてのことで、
 1度歌詞ができあがったあとに、
 お願いして「哀」というワードを歌詞に組み込んでもらうというお願いをするのには勇気が要った。
 自分では言いづらいのでOKBさんに伝えてもらったのだとか(笑)

 SELFISH
 この曲は「怒」の曲。「錨をあげたから」という歌詞のほかにも仕掛けがあって、
 歌詞のあたまを拾っていくと、「いかり いかり いかり いかり いかり いかり ・・・ かいほう」
 と読める遊んだ曲になっているとのこと。
 歌ったことのない系統の曲、と神谷さんおっしゃってましたが、
 私はカーニヴァル花礫くんのキャラソンに近いように感じます(笑) Reach for the sky…

 GLORIOUS TIME
 この曲が「喜」の曲。この曲を喜介さんにお願いしようと決まった時に、
 各歌詞にキーワードを埋め込もう!と決めたのだそうで、喜介さんにお願いしていなければ、
 このアルバムはここまで仕掛けを作ったアルバムにはなっていたかっただろうという曲。
 さいきんあった「嬉しいこと」についてお話したらこのような歌詞になったということで、
 「5年間続けてきたからこんなにたくさんの出会いがあって、感謝しているし、
 kiramuneでの活動に対して憧れだとか、たくさんのポジティブな感情を持ってもらえるのが、喜びです」
 という神谷さんに、胸がいっぱいになりました。



●ハレヨン君キャラクター解説

ハレヨンくんとはー・・・ ということで神谷さんから解説がありました。
・前説で初めてしゃべることがわかりました
・しっぽもあるのでたぶんライオンです kiramuneのモチーフは星なので形もなんとなく星っぽい
・ギャルソンのような服装をしています 脱げます(笑)
・神谷さんのkiramuneでの活動を宣伝します
・ライオンなので肉食です ご飯食べに行こうとか誘われてついてくと食べられます 気を付けてください(笑)


●ハレヨン君活動映像1

ハレヨンくんが神谷さんのCD発売前に、都内近郊アニメイト各店で宣伝活動を行った映像が流れました。
アニメイト渋谷店、池袋店、新宿店、横浜店での映像で、たくさんの女の子が並んで列を作っていて、
ハレヨン君の写真を撮っている映像でした。池袋店、新宿店ではドアに挟まるかわいい姿も(笑)


●ハレヨン君登場、GLORIOUS TIME披露

「みんな今日は僕のために集まってくれてありがとう、1曲歌います」
と、ハレヨンからGLORIOUS TIMEを披露してくれました。
ハレヨンくんの声で歌われるGLORIOUS TIME、貴重すぎました・・・!
曲に合わせて踊るハレヨンくん、跳ねるたびに頭が浮いて外れそうで見ていて心配でしたが、
「みんなも歌ってー!」「みんな抱きしめたいー!」と間奏中叫んでいてかわいかったです。

出てきたときから、きぐるみって女性が入ってるから身長小さいのに、なんかハレヨンくん大きいな・・・
まさか・・・いや、まさかね・・・ と思いながら曲を聞いていたのですが、
曲が終わると、その、「まさか」で、ハレヨンくんが頭を取ったら、神谷さんが出てきました・・・!(笑)


●締めのトーク

キグルミ内暑くて大変だったのだと思います、息も絶え絶え、
自分で提案したことなので自分でやりました、と、ハレヨンくんを動かす神谷さんに、
ああ、もう、何も言えない・・・

神谷さんのリリースイベントでは恒例になっていますが、
「最後に映像があるのでご覧ください、今日はありがとうございました。」とステージを去られました。


●ハレヨン君活動映像2

2014.08.05 アニメイト渋谷店、ハレヨンくんから出てきたのは神谷さんでした。
打ち合わせ風景、ハレヨンくん使用説明書を読む神谷さん、足だけ履いて踊ってみる神谷さん、
実際にキグルミを着てみる神谷さん、キグルミを着て写真を撮られる神谷さんなどが流れました。
「何も見えない・・・でもかわいい♥って聞こえるとそっち向いて手を振ってしまう・・・性ですかね・・・」
とぐったりしながら言う神谷さんが印象的でした(笑)


 *** *** ***


イベントの内容としてはこのような感じです。
なんだか長くなってしまいました・・・イベントあっという間だったのにな・・・

CD発売前に雑誌を読んでいた時点からとても感じていましたが、「こんな積極的な神谷さん初めて」です。
アルバムのタイトル、コンセプト、キャラクターを作る提案、仕掛けの提案、「こんな歌も歌ってみたい」
こんなに自分から積極的に何か提案したり、何かをやりたいという神谷さんを見たことがなかった。

私事ではありますが、2009年春頃から神谷さんの「ファン」をしている私も、今年5周年です。
5年の経過ってすごいな、変化、進化ってすごいなあと感慨深くなるアルバム、イベントでした。
等身大の1枚という言葉のふさわしいアルバムで、
どの曲も「ああ、いつもの、私の”知ってる”神谷さんだ」と思う曲だらけですが、
GLORIOUS TIMEはどう考えてもキラフェスのステージで、今までの神谷さんは、
「ステージの上では必死で、楽しいとか考えてる余裕ない」って仰る印象だったのに、
ステージの上でのできことを、「喜び」として表現してくださっているのが、
本当に、本当に、驚きであったし、本当に、本当に、私も「嬉しい」と感じました。

神谷さんが「喜」んでくれるなら、空を一つの色に染めたいし、笑顔でいたいなと思うし、
求められないことが、伝える相手がいないことが「哀」しいひとならば、求めていることを伝えよう!
と決意するアルバムでした。(ああ、わたしってキモオタ!)


 *** *** ***


前回のSTART AGAINリリースイベントが、お人柄を確認して、「好き」を強めるイベントならば、
今回のハレヨンリリースイベントは、新たな魅力を発見して、「惚れ直す」イベントでした。